曇ランナ S
過酷な湿度・温度に耐える
ガラスの曇り防止
曇ランナR 導入事例
ヒーターガラス
-70℃〜40℃に対応
低温 常温仕様の複層ガラス
透明導電膜付フィルム貼付ガラスヒーターで、飛散防止効果が得られます。
国内のリーチイン・ショーケース用のドアガラスは、何れも高額で納期も要した。加えて枠一体成型の完成品であったためデザイン等の差別化もできない状況だった。そこでドアガラスの国産化を要請された。
品質・コスト・納期の3つの問題を解決するには、従来方式の延長線上でのレベルアップでは不可能であった。 この3つの同時解決には、まったく新しい切り口と技術による開発が必要であった。
フィルム通電方式の採用により品質・コスト・納期の問題をいっきに解決した。
これは、透明導電膜付きフイルムを複層ガラスに貼るもので、フィルム自体が加熱する方式だ。つまり、従来品のようなガラス自体を加熱する必要がないため通常のガラスで対応できる。また、製造工程も削減できるのでコスト削減と納期短縮の両面で優位性を発揮出来た。加えて、フィルムを貼ることで飛散防止効果が得られた。さらに枠体をお客様である弱電メーカー側で製作する方式を採用したことでデザイン面での差別化も可能となった。
曇ランナR
1990年当時のリーチイン・ショーケースといえば、ユニフローやアンソニーといった海外メーカー製の完成品を使用しているところが多かった。また、国産ショーケースも幾つかのメーカーが製造していたが、肝心のドアガラスは大手ガラスメーカー1社による独占状態が続いていた。
このような状況の中、弊社は海外製品を品質・コスト・納期のすべてにおいて凌駕するリーチイン・ショーケース用のドアガラス開発に着手。大手フィルムメーカー、大手弱電メーカーを加えた3社による研究開発が始まった。
この開発では、フィルム通電方式を採用したことが成功の一番の要因となっており、1991年2月には「曇ランナR」を市場投入することができた。
フィルム通電方式の「曇ランナR」は、コスト面と納期面で特に喜ばれることとなり、やがてショーケース用ドアガラスの主流へと成長。全国展開するスーパーマーケットやコンビニエンスストアへ採用されるようになった。
また、2001年にスーパー銭湯に設置されたシースルー自販機は、エレベータのような動きが多くの子供たちの注目をあびて喜ばれたことで販売量を増やすこととなった。