ケーススタディ

『見えずらい』を防ぐ低反射/無反射ガラスのお話(後編)

前回、低反射ガラス・無反射ガラスのお話をさせて頂きましたが、今回はその低反射ガラスを使った複層ガラスのお話をさせて頂きます。

ガラスの表面が平らでツルツルしている為に、光が反射してしまい物が映りこんでしまう事は、前回お話させて頂きましたが、ガラスを通して写真や動画を撮影する場合ガラスが反射して被写体が綺麗に映らない事があります。

弊社のヒーターガラスや、ペアガラスは、恒温恒湿機や実験機に取り付ける、のぞき窓にご使用して頂く事が多く試験対象物を綺麗に見る事が条件になります。

今回お話をさせて頂く低反射ガラスを使った複層ガラスは、ガラス越しに検査物を撮影したいとのご要望から、反射しにくいのぞき窓を作成する必要があります。

試験機の条件として、庫内の温度がー20℃と低く、ヒーターガラスを使用するべき案件でしたが、反射を抑える事を優先し、3枚の低反射ガラスと二つの空気層を大きくして、庫内の冷気が伝わり難くする必要がありました。ガラスも全て低反射ガラスを使わなくてはなりません。一枚でも普通のガラスを使用してしまうと、そのガラスが反射してしまうのです。

テスト用に、普通のガラス3枚を使用した複層ガラスと低反射ガラス3枚で作成した複層ガラスの画像を比較していただきました。

上記、左が普通のガラス、右が低反射ガラス。共に3枚のガラスを複層にした物です。
右側よりも左側が反射しているのが分かりますね。

低反射ガラスが高額な為、テスト用に作成した複層ガラスをお客様へ送り撮影に支障が無いか確認し、承諾を得てから製品を完成させました。

テスト用とは違いサイズも大きなガラスでしたので、輸送にも細心の注意が必要でしたが無事にお客様へ納品する事ができ、撮影も問題なく行われたと、お聞きしました。

因みに最終ユザーさまは某有名カメラメーカー様との事でした。

 

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